Kaninなに考えてるの?
外来をどうやったらうまくやれるかなとおもって。
・・・。そりゃあ勉強するしかないんじゃない?
いやいや、ちょっときいてくれる?
病院でひとりあたりにかけられる診察時間は診療科や病院・クリニックによる違いもありますがだいたい内科の再診なら10分程度でしょうか。初診は長めに時間をとります。いままでいくつかの病院で働きましたがだいたいそんな感じでしょうか、忙しいところや内容により5分未満ということもあります。
状況により診察時間は臨機応変に変えていかなければいけません。たとえば、ワクチンの問診なんかは長くても2~3分、そこでいろいろ聞いて説明していては、とても多くの人にワクチンを接種することはできませんし、接種に来る方はあらかじめワクチンについての説明を読んで納得して接種しに来ているという前提があるからできることです。
外来診療も同じで、たかだか10分の外来ではできること、できないことがあります。あなたの体はいまどういう状態で、どう対応したらよいか、どういう治療オプションがあって、その治療をしたらどうなることが予想されるかということなどをざーっと説明して10分。予定外のことがおこるとその対応に時間を費やさなければならないし、検査のすべての項目の意味を説明して、治療薬のおこりうる副作用のすべてを説明して、日々の体の悩みを全部聞くなんてことはとても無理なのです・・・。
それでは、もっと説明に時間をとれるような外来人数にすればよいじゃないか?と思われるかもしれませんが、いまの医療の制度では説明の時間に対する対価はゼロ、つまり説明に時間をかければかけるほど採算が悪くなってしまうので、病院の経営上ある程度はしかたのないことなのです。
患者さんって聞きたいことやお話したいこと、ほんとはいっぱいあるんだろうなあと思うんだよね。
Kaninもいっぱいお話したいことあるのね。やけに多弁じゃない。
・・・。
だからね、病院の外で足りない部分を補える、なんかそういうことが必要なのかなと思って。
うーん、そうね。あんまりよくわからないけど、私にできることは協力するわね!