こんにちは
Kaninの自己紹介的なものを書いてみようと思います。
Kaninは「ゆるら木」を管理する犬なのですが総合病院ではたらく医師でもあります。
普段は一般的な診療をしているたぶんごく普通の医師です。
ちょっと変わっているかもしれない点としては、
Kaninは
「薬は毒だから飲んではいけない、西洋医学は間違っている」
と幼少時代から教えられて育ったことでしょうか。学校の健診でひっかかって病院にかかっても薬をすべて捨てて(!)、幸い大きな病気もせず育ってきました。
Kaninの家庭は食べるものにも厳しかったので、ファストフードはもちろんだめ、食べる物はできる限り無農薬・無化学肥料のものでした。無農薬・無化学肥料の野菜ってちょっと野性味あふれるものが多いんですよね、にがい大根をひたすら食べさせられていたので、大根は最近まで気持ち的に苦手でした。
予防接種もやってはいけない家庭だったので、すべてのワクチンを回避してきました。
「どうして受けないの?」→「卵アレルギーだから…」といって(!)
「神様の言う通りにやればいいんだ」
Kaninの家庭は神様を信じる家庭でした。
そういうものだ。と、刷り込まれてきたわけです。しかし大きくなれば周りと違うことにどんどん違和感を抱きます。
「こんな家庭に生まれたくなかった・・・」
なぜ医師をめざしたのか。神様を信ずる団体は「真の健康をめざす」そういう医師を求めていた。それに尽きると思います、自分の意思ではなく。
家庭的にも貧しかったので、医学部に入れば奨学金がもらえるというメリットもありました。
医師は良い仕事だし、そういう点では前向きな進路選択ではあります。
「自分は医師になりたい」そう言い聞かせて。
医学の勉強は楽しかったです。ヒトの体の仕組み、病気の仕組み。どんな治療があるのかなど、純粋に楽しかったです。
大学を卒業するころには、いちおう、もう大人です。親の顔色も周りの期待も気にしない、「普通の医者になろう」と心に決めました。自分の思うように生きるのだ。と。
そして、、、
反動でしょうか。
カップラーメン大好き、ハンバーガー大好き、そしていつのまにかちょっとしたことで薬をのむ人になっていました。ありがちな話ですね。
でも、過去を否定するわけではないんです。
過去の自分があるから、今の自分がある。
裕福な一般的な(?)家庭に生まれていたら今の自分のように「非科学的な、非常識的な」考えも含めた多様な考えを受け入れることはきっとできなかったでしょう。
いまも心のどこかでは「神様」はいるんじゃないかという気もしています。
神様は大切なことを教えてくれました。
「人は人を幸せにするために生きるものであるということ。」
「美に触れることの大切さ。美は魂を向上させる」
「土に触れることの大切さ。健康のためには土からエネルギーを得た食べ物を食べなくてはならない。」
これらは本当かどうか?それはわかりません。でもこれらは大切なことなのではないかと思っています。
科学も大切なことを教えてくれました。
でも、正しいこととは何なのか。誰にとって?何にとって?それは誰にもわからないんじゃないかと思います。
科学的に正しいことが正しいとは限らない。
一般常識から導き出されることが正しいわけではない。
とくに小さな声、少数派の声には耳を傾けなければいけないと思います。大きな声にかき消されてしまわないように。
いろいろな考えがあるのがよいと思います。
ゆるら木にはいろいろな人が集まってほしいです。
おまけ。Kaninの名前について
Kaninの名前は「カニンヘンダックスフンド」からきています。
カニンヘン(Kaninchen)はドイツ語でうさぎのことのようです。
うさぎみたいにちっちゃいからでしょうか。
Kaninchenと検索するとかわいいうさぎの絵や写真がいっぱいでてきて癒されますよ。
Kanin的には「Ich bin das kleine Kaninchen」という本の表紙の絵がツボです。